フジテレビの元女性アナウンサーとのトラブル発覚からもうすぐ1年。芸能界を去った中居正広(53才)は今、何をしているのか。元トップアイドルの現在に迫る。【前後編の前編】
「朝起きてビール飲むの、うまいんだよな。最高だよね。あと、これも本当に正月しかやらないけど、日本酒も。正月だけ飲んでもいい日本酒を、浴びるように飲んでね」
昨年末に自身のラジオで正月の過ごし方をこう語っていた中居正広(53才)。売れっ子ゆえ、たまの休みに羽目を外す楽しみを吐露した形だが、今年1月に芸能界を引退。むしろ、怠惰に過ごしても誰にも文句を言われない生活に辟易しているという。
アイドル、俳優としてだけでなく、司会者としても才能を発揮してきた中居にとって、年末年始は多忙を極めるのが常だった。
「NHK紅白歌合戦の司会は計6回、年またぎの音楽番組『CDVスペシャル!』(TBS系)のMCも4回務めるなど、特番が増える年末は、中居さんの活躍の場も増える時期でした。
2022年だけは病気療養のため休んでいましたが、その際も『年末年始の番組に、おれがいないのは不思議な感覚』と話していたそうです。最近は外出の頻度も増え、ゴルフや麻雀など、長年の趣味としてきた遊びにも意欲を見せるほどになってきているといいます」(芸能関係者)
フジ巨額裁判の“想定外の展開”
そんな中居にとって気になるのが、フジテレビの親会社であるフジ・メディア・ホールディングス(以下、FMH)が、港浩一元社長と大多亮元専務を訴えたと発表した巨額裁判の行方だ。50億円という請求額もあって多くの関心を集めるこの裁判。今年8月の提訴から3か月近くが経過したが、想定外の展開を迎えているという。
「実は、裁判の審理がまったく進んでおらず、膠着状態が続いているようなのです。現状では、原告・被告双方の主張の根拠を明確にし、どこに争いがあるかを整理する争点整理手続の段階ですが、どうも裁判官がFMH側の主張に対し『わかりにくい』と難色を示していたという話が聞こえてきているのです。結果、書面を再提出するなど、想定以上の時間がかかっているとか。
FMH側が被った損害に対し、元経営陣である港さんや大多さんに直接の責任があるという主張は、“無理筋”と見る人も多かった。そもそも、社内では長年一緒に仕事をしてきた元社員を訴えることへの拒否感がありましたが、ここにきて、裁判の長期化を危惧する声だけでなく、賠償請求自体の正当性を疑問視する声もあがっています」(フジテレビ関係者)
