お笑い芸人の小籔千豊（52）が28日、カンテレ制作のフジテレビ系情報番組「旬感LIVE　とれたてっ！」（月～金曜午後1時50分＝関西地区）に出演。日本テレビから「コンプライアンス上の問題行」を理由に番組を降板させられ、芸能活動を休止中の元TOKIO国分太一（51）が26日に東京都内で行った会見について言及した。

　小籔は「だれかが『あいつ、こうなんですよ』（という意見）は一発では信用しないようにしていた」と振り返り、対象者の周辺に事実かどうかの確認をし、「それでも、ほんまぽっかったら（本当のようだったら）本人に聞いて、どっちもの意見を聞かないと、一発の一報で後輩のチンロ（密告）で判断してしまうのはよくない立場にあった」。吉本新喜劇で座長経験のある自らのスタンスを説明した。

　その上で「テレビ、新聞、週刊誌の一報に対しては100信じたらあかんなと思った。同時に国分さんの言っていることも100信じないようにしようと思う」と話し、「日本テレビさんがもっと言いたいことがあるかもしれない。でも、どっちも言い分を言えるほうがいいかな」とした。

　国分は会見で、コンプライアンス上の問題行発覚により6月に日本テレビ系「ザ！鉄腕！DASH！！」を降板となった件などについて謝罪。国分が会見で何度も繰り返した「答え合わせ」について、日本テレビ側は会見後に出したコメントで被害者への二次加害が生じることを懸念し「その観点から『答え合わせ』は難しい」としている。

　「答え合わせ」について小籔は2次被害はあってはいけないと強調しながらも「言ってほしいやろな」と国分の立場も理解できるとした。