【巨人】オコエ瑠偉〝電撃退団〟は温情措置 10年前からMLB志向も…羽ばたけるか
巨人は28日にオコエ瑠偉外野手(28)を自由契約にすると発表。
まさかの電撃退団劇は球団が「温情」をかけた形となった。
球団フロント側はオコエとオフに話し合いを重ねた末に海外球団を含めた他チームへの移籍を認め、自由契約とした。
国内FA権取得まであと3年かかるオコエに対し、球団としては任意引退にする選択肢もあったものの選手としての未来を閉ざさなかった。
オコエは関東第一高3年時、2015年夏の甲子園に出場し走攻守の三拍子そろったプレーヤーとしてベスト4進出に貢献。U18日本代表でも活躍し、同年のドラフト1位で楽天に入団した。
その恵まれた身体能力で当初からメジャー志向を公言。
実際、15年夏の甲子園出場時には取材に対し「今はYouTubeを見て日本のプロ野球選手と、メジャーリーガーのいいとこ取りをしている。将来的に〝ハイブリッドプレーヤー〟を目指したい」と具体像を明かし、MLBでプレーしたい意向も口にしていた。
楽天の新入団会見では「トリプルスリーを目指す」と宣言するなど、時に「ビッグマウス」と言われながらプロとしてアピールを続けた。
だが希望を胸に開幕一軍で迎えた1年目にプロの壁にぶつかると、2年目には右手のケガもありなかなか結果を出せず。伸び悩む中、22年オフの現役ドラフトで巨人に移籍した。新天地で24年に68試合出場と自己最多出場をマークしたが、1年を通して活躍はできなかった。
年齢を重ねていく中で夢と現実のギャップは大きくなっていった。オコエからすれば、選手として活躍できる年数を考えれば1年も無駄にできなかった。
球団側もそんなオコエの気持ちをくんだ。阿部監督は「本人とも連絡をして『頑張ってほしい』と伝えさせてもらいました」とエール。
吉村CBOは「球団としても彼のできる限りのサポートはしていくという形で送り出すことになりました」と説明した。
オコエは球団を通じて「今後、成長した姿を見せることができるようチャレンジしていきたいと思います」とコメント。球団に〝恩返し〟ができるかどうかは、今後の活躍にかかってきそうだ。
