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1: 名無しのがるび 2025/11/10(月) 14:27:52.23 ID:ImGPrGsp9

2025年11月10日 7時10分

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が8日、9日の2日、新潟・中越高で指導を行った。高校球児からの質問に答える中で、「到底理解できなくて、強めに言うと嫌い」と語った言葉があった。

 シーズン最多262安打、日米4367安打など数々の偉業を成し遂げてきたイチロー氏。現役生活28年間の中で、理解できない感覚があるという。それは、「楽しむ」ということだった。

 イチロー氏が「楽しい」と感じていたのは高卒でプロ入りしてから3年間だった。「やればやるほど、うまくなれる瞬間。高校の時、さぼっていたから(笑)。いろんなことを学んだ。プランがあって、そこに向かっていく手応えがあった時は楽しかった」と振り返る。ただ、当時はまだプロで好結果を残していない時代。「レギュラーになったのが3年目。給料も安くて、責任感もない」。ただ、年俸が上がり、責任が伴えば、立場は変わった。「そういう楽しさは全くなくなりました」と語った。

 現在では楽しい野球を掲げる高校も少なくない。それに対し、イチロー氏は疑問を呈する。「最近の楽しもうよ、という感覚が高校生にも出てきている。僕は気持ち悪くて。楽しいのは先にある」と話す。続けて「鍛錬を重ねて、結果が出る充実感が楽しいです。楽しむというのが、僕は到底理解できなくて、強めに言うと嫌いな言葉。そうなるために、だいぶ苦しむ」と話した。

 そんな中、一番嬉しかった瞬間があるという。それは2019年3月、東京ドームで行われた、アスレチックスとの開幕シリーズ第2戦の引退試合だった。「プロに入ると、360度応援してもらえない、敵(チームのファン)もいるから。引退試合だけは360度応援してもらって、一番うれしかった瞬間」。続けて「あれに変わるものはない。踏ん張って良かったなと思う。次(のステージに)にさっと入れた。あの瞬間がなかったら、これ(毎年の高校生指導)ができていたかも疑問」と懐かしそうに話した。(Full-Count編集部)


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