立憲民主党の蓮舫参院議員(57)が11日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党の国光文乃外務副大臣が、野党側の「質問通告が遅い」との投稿を事実誤認だったとして削除し、謝罪したことについて苦言を呈した。
蓮舫氏は、立民の本庄知史政調会長の投稿をリポスト。本庄氏は、国光氏の投稿に対して木原稔官房長官が注意したことを伝える記事を引用し「デマ、フェイクニュースと言われても仕方のない、政務三役のSNS投稿を自民党も認め、注意の上、当該投稿は削除されたようです。はっきり言って迷惑なので、今後は厳に謹んでいただきたいと思います」と記していた。
蓮舫氏もこの内容に呼応し「デマやフェイクニュースの拡散は、民主主義の信頼を損ないます。その在り方を考える立場の方こそ、真実に基づいた発信が求められると思います」と指摘。「削除で終わらせず、なぜ誤った情報が出たのかを検証し、再発を防ぐこと。それが政治への信頼を取り戻す第一歩です」とつづった。
国光氏は7日の投稿で「元霞が関職員として言わせて頂きたい 午前3時に高市総理の出勤が必要なのは、そもそも『(特に野党の)質問通告が遅い』からです。総理が前日にご覧になりたくても質問も答弁も完成していない。前々日の正午までという通告ルール、どれほどの野党議員が守ってますか?」と問題提起した。ただ野党議員の反発を受け、10日には「質問通告のルールは、平成11年の国会の申し合わせでは、『2日前の正午まで』とされていました。が、平成26年以降の申し合わせでは、『速やかな質問通告に努める』となっております」と釈明。「現在も、前々日の正午までという質問通告ルールが続いていることを前提とした当方の投稿は、事実誤認であり、撤回させていただくとともに、国会でお決めいただく質問通告のルールについての発言は慎重であるべきでございました。関係者の皆様にお詫び申し上げます。当該投稿は削除いたします。どうぞ宜しくお願い申し上げます」と謝罪していた。
