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1: 名無しのがるび 2025/11/17(月) 16:05:55.63 ID:42A1mp6R0
 「パリだと遊ぶのにお金がかからないんですよ」とアンナさんは言う。

 例えば、カフェに入ってもエスプレッソ・コーヒーが2ユーロ。パリは街自体が美しいので、散歩しているだけで気持ちが良くて楽しい。例えばセーヌ川沿いを歩いたり、川辺に座り込んで何時間もおしゃべりしたり。

 しかもパリでは26歳以下の若者は多くの美術館が無料なのだ。

 その理由は、若い時にはお金がないけれど、若いうちにこそ多くの文化や芸術に触れることが大切だから。パリの美術館は、多くの若者に平等に門戸が開かれている。
 だからアンナさんは1日パリで遊んでも、かかるのはコーヒー代の2ユーロ(約360円)だけで、他にはほとんど出費がない。 

 ところが日本に行った時はそうもいかない。

 友達とカラオケに行くのもお金がかかる。また、今回の日本では『デザインあ展neo』を見に行ったが、展覧会の入場料は2500円だった。学生のアンナさんにとって「日本ではお金を使わないと遊べないことが多い」と感じるそうだ。

 その中でもアンナさんが「一番高い!」と感じたのは交通費だった。

 アンナさんの滞在先は千葉なので、東京までの往復金額は2000円ほど。毎日行き来すると10日間で2万円になってしまった。

 一方のパリは、2025年1月に交通料金が改定になり、パリを中心とするイル・ド・フランス圏内の移動は、1回の乗車が一律2.5ユーロ(約450円)となった。パリ市内をメトロで移動するのも、アンナさんの家がある郊外から電車でパリに来るのも、片道の金額は同じ2.5ユーロだ。アンナさんは学生で、定期を持っているのでもっと安くなる。


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