長友はW杯本大会メンバーに残れるのか!? 残り半年、森保ジャパン集大成の「26人」を大予想
サッカー日本代表“森保ジャパン”が年内の活動を終えた。
今後、12月6日に注目の組み合わせ抽選会が行われた後、2026年は3月に国際Aマッチを行い、5月にW杯メンバーを発表、6月11日のW杯本大会開幕へと向かう予定となっている。
W杯出場決定後に多くの新戦力が台頭した現在、「本大会メンバー26人」を探りたい。
GKは3人だ。1番手は鈴木彩艶(パルマ)だ。11月8日のリーグ戦で左手を骨折して手術。報道通りに離脱期間が3カ月ならば、2月中にはパルマで実戦復帰を果たして試合勘を取り戻し、3月の代表戦にも出場可能になる。
優れたセーブ力だけでなく、鈴木の長距離フィードは強豪撃破のための重要な武器になるだけに、欠かせない人材だ。
そして残り2人は、これまでの扱い的に大迫敬介(サンフレッチェ広島)と早川友基(鹿島アントラーズ)だと見る。小久保玲央ブライアンや谷晃生は選外。その他、若手GKたちがサポートメンバーとしてチームに帯同することになりそうだ。
CBは6人。負傷者続出で危ぶまれたポジションだが、10月、11月シリーズで谷口彰悟(シントトロイデン)、渡辺剛(フェイエノールト)、鈴木淳之介(コペンハーゲン)の3人が、いずれも傑出したパフォーマンスを披露してメンバー入りへ大きく前進した。
ここに板倉滉(アヤックス)、瀬古歩夢(ル・アーヴル)、負傷離脱から練習復帰が伝えられている伊藤洋輝(バイエルン)が加わる。
本来ならば冨安健洋も入るが、長期離脱中かつ無所属という状況。森保一監督は「彼は間に合うと信じています」と語るも、今冬の所属クラブを決め、新チーム合流後の早い段階から試合に出場し、3月に代表復帰を果たした上で5月のメンバー発表を迎えるというステップが必要。能力に疑いの余地はないが、冷静に考えると難しい。
同じく左ひざの前十字じん帯断裂で長期離脱中の町田浩樹も状況は厳しい。上述の6人にアクシデントがあれば、安藤智哉が繰り上がるだろう。
ボランチは5人となる。所属クラブでの出番減少の影響が心配ではあるが、キャプテンの遠藤航(リヴァプール)は外せない。そしてブラジル戦、ガーナ戦と圧巻のプレーを披露した佐野海舟(マインツ)が一気に序列を上げた。
ここにイングランドで力強さをプラスした田中碧(リーズ)が加わり、森保ジャパンの“キング”と言っていい鎌田大地(クリスタルパレス)をボランチで選出する。この4人は当確だ。
残り1人に迷うだろうが、やはり守田英正(スポルティング)のインテリジェンスはチームに必要だ。守田のコンディションが戻らない場合は、藤田譲瑠チマが選ばれる。
ウイングバックは左右で計6人。右の堂安律(フランクフルト)、伊東純也(ゲンク)、左の三笘薫(ブライトン)、中村敬斗(スタッド・ランス)は当確だ。
いずれも攻撃力が武器の面々で、最近は彼らを試合途中からシャドーの位置で起用するパターンも増えている。
そしてスペシャルなスプリント能力を持つ前田大然(セルティック)も選出。様々なポジションに対応可能でプレス要員としても機能する。
あと一人は菅原由勢(ブレーメン)か。タイプ的には右サイドバックとなるが、それによって4バックへの可変もスムーズとなる。何より、所属クラブでの好調ぶりが選考を後押ししそうだ。
長友佑都の“扱い”が議論されることになるだろうが、これまで以上に過酷な大会となることが予想される北中米W杯では、やはり「26人枠」には最終的にピッチ上での貢献度が重視されるのではないか。可能性を感じさせた望月ヘンリー海輝は次回に期待か。
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