no title

1: 名無しのがるび 2025/11/24(月) 13:25:54.85 ID:PPwRr4N40● BE:123322212-PLT(14121)

 菩提(ぼだい)寺と檀家(だんか)の関係が薄れる中で、葬儀で読経してもらう僧侶を葬儀業者が手配するケースが増えている。
その際、施主がお布施として支払った総額の75%を葬儀業者の「手数料」に設定していることを示す資料を朝日新聞記者が入手した。

 資料は、2022年に首都圏の大手葬儀社から僧侶らに配られた「お布施額表」。「総額」「お布施金額」「手配手数料」の欄があり、
火葬式のみの直葬だと、遺族が支払う総額10万円に対し、お布施金額2万5千円、手配手数料7万5千円と記載されている。
ほかにも▽通夜なしの一日葬は20万円(15万円)▽家族葬は30万円(22万5千円)▽
初七日や四十九日の法要は6万円(4万5千円)――など、一律75%に手数料が設定されている。

 戒名のみ発注する場合の価格表もあり、▽「院居士、院大姉」30万円(22万5千円)▽「信士、信女」4万円(3万円)などとある。

 こうした業者の介在に、横浜市にある天台宗「宝泉寺」住職で、神奈川県仏教会事務局長の横溝常之さん(57)は
「お布施の多くが『中抜き』され、業者への手数料になっている。この状況は、お布施を支払う施主さんには知らされていない」と警鐘を鳴らす。

 横溝さんのもとに檀家などから集まる情報では、ネットやテレビで派手に宣伝する葬儀サービスの事業者が絡む料金のトラブルは少なくないという。

 檀家から昨年、ネット広告で「50万円」とうたわれた家族葬を契約したら、見積書の金額が4倍の200万円になっていたと相談された。
横溝さんが葬儀社と交渉すると、70万円まで値下がりした。

 神奈川県仏教会では傘下の寺や檀家向けにパンフレットを作り、ネット広告などに安易に飛びつかないよう注意を促している。(森下香枝)


続きを読む