こわもての大手芸能プロを相手に約束した報酬の支払いを打ち切り、逆に裁判を起こされたのだ。芸能界の勢力図を塗り替えるやもしれぬ、騒動の意外な真相とは。
今年、最もブレイクした女優に挙げられる今田美桜(28)
「9月に放送終了したNHKの朝ドラ『あんぱん』のヒロイン役で国民的な人気を得たのに続き、年末のNHK紅白歌合戦の司会にも初抜てきされました。いまや“旬の女優”として、各テレビ局からオファーが到
そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの今田を巡って現在、不穏な騒動が持ち上がっていると明かすのは、民放キー局の幹部だ。
「彼女の所属事務所『コンテンツ・スリー』が訴訟トラブルの渦中にあるというのです。今年6月、大手芸能プロ『ケイダッシュ』グループの田辺音楽出版が同社を相手取り
約3億円に上る報酬支払いを求めて提訴したといいます。しかもその請求額は、今田が稼いだCM出演料に関わるものだというのです」
川村会長の右腕
田辺音楽出版は音楽著作物の管理やマネジメント業務などを行う芸能事務所で、設立は1977年。今年7月に亡くなったケイダッシュの川村龍夫会長(享年84)が長く代表を務めた。田辺の名前が付いているのは、川村会長が副社長を務めた田辺エージェンシーの出資で設立された経緯からだ。
同社と今田の事務所との接点は8年前にさかのぼるといい、
「水野英明代表(47)が2007年に創業したコンテンツ・スリーは、もともと映像制作やアニメ事業などを手がける会社でした。転機となったのは16年、今田が19歳の時に地元・福岡から上京し、同社に所属したことです。
ただ当時のコンテンツ社は芸能プロダクションとしての実績は皆無に等しく、今田を売り出すノウハウを持ち合わせていなかった。
そこで水野代表が頼ったのが、田辺音楽出版の役員を務めるS氏だったのです」(前出の民放キー局幹部)
「S氏は“川村会長の右腕”と呼ばれた実力者で、テレビ局を中心に幅広いコネクションを有しています。
当初、CM出演料は広告代理店から田辺音楽出版に支払われた後、コンテンツ社へと振り込まれていた。しかし21年以降、水野代表の要望で代理店とコンテンツ社の直接契約の形に移行。そのため、田辺側はCM契約の詳細を知るすべを失うことになった。
「訴訟に発展する端緒となったのが、昨年8月です。コンテンツ社が“提携契約は年内で終了する”との通知を田辺側に送ってきたのです。事前に相談もない突然の通告でしたが、実はそれ以前から
田辺側の不信感は膨らんでいたといいます。というのも、今田が『あんぱん』のヒロインに決定した昨年2月ごろから対価の支払いが目立って滞り始めたのです」(前出のプロダクション経営者)
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