11/22(土) 6:00
「テレビは手遅れ」かねてから“テレビに諦観”の松本人志が立ち上げた『ダウンタウン+』に人気芸人が続々出演するワケ
■『ダウンタウン+』で松本人志が語ったこと
「松本、動きました。なんかちょっと日本の笑いが、最近しんどいと聞きましてぇ~。私、復活することにいたしました。よろしくお願いします」
11月1日21時、有料配信サービス『DOWNTOWN+(以下、ダウンタウンプラス)』の生配信は松本人志のこの言葉から始まった。自身のSNS投稿を笑いのネタにした第一声からは、大きな歓声に対する照れくささと復帰への覚悟が見て取れた。
『ダウンタウンプラス』は、U-NEXT、ABEMA、Amazon Prime Videoとも連携。外部のプラットフォームでは生配信・過去作以外の新作コンテンツを配信していく。前評判では「強気の値段設定」といった指摘もあったが、一部メディアで受付開始から20日で登録者が50万人を突破したとの報道も出ており上々の滑り出しを見せたようだ。
(中略)
松本のセンスは、新作コンテンツでも衰えていない。例えば、デミル(トルコ人)とちず(日本人)による若手漫才コンビ「不身のレモン水」とのトークでの一幕。
一度は立派な髭を蓄えたデミルの話で盛り上がるも、「ちずの祖先が日本地図を完成させた偉人・伊能忠敬」で、「芸名を命名したのは宮迫博之」という事実を知ると、松本が「カツ丼にカレーかけたみたいな」と“要素の濃いコンビ”を的確な言葉で表現し会場を沸かす。
「7:3トーク」の「小峠英二編」でも、小峠が「兄貴ももちろんですし、親父ももちろん、母方の爺ちゃん、父方の爺ちゃん、全員ハゲてます」「葬式のときとかヤバいっすよ、マジで全国からハゲが集まってくる」と“髪の薄い家系”の話でひとしきり笑わせると、さらに松本が「お父さんなんてもう骨見えてたもんな」と飛躍させて見る者の腹をえぐる。この手のアドリブに関しては、圧倒的だと言わざるを得ない。
こうした松本のスタンスはどう培われたのか。それは小峠とのトークの中で、松本が語った言葉にある気がしてならなかった。『キングオブコントの会』(TBS系)のコントで共演した小峠は、松本が台本上のセリフを一切言わないことに驚いた。しかし、松本にとっては、セリフを覚えて本番に臨むことのほうが「恥ずかしい」という。
「俺、台本見てないねん別に。『自分がこんなんしたい』っていうのを誰かが台本にしてくれてんねんけど、それを見てないねん、いちいち。もう恥ずかしい、自分の言ったことが活字になってるのが。(中略)堂々としといたらええねん、何とでもなんねんて」
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