〝倒産〟することが、17日までに取材で明らかになった。業務委託していた人物の「不適切な行」が発覚したという理由で、内藤はBUSHI、
他スタッフと新会社で再始動する見込み。日本一の人気レスラーはなんと、2025年だけで「退団・解雇・倒産」を経験してしまった…。
内藤は今年5月にBUSHIとともに新日本プロレスを退団後、LTJとして海外を中心に試合を行ってきた。不穏な事実が公になったのは今月14日だ。
現地時間15日に出場を予定していたドイツ・wXwの試合を2人が突然キャンセル。LTJの公式X(旧ツイッター)が「誠に遺憾な諸事情による
出演取りやめを決定し、各方面にご迷惑と御心配をおかけしており申し訳ございません」(原文ママ)と謝罪していた。
一体、何があったというのか。関係者の話を総合すると、内藤が3月に設立したウンパソ社が業務委託し、事実上のマネジメントを担当していたX氏が
提供した、ビザに関する情報に重大な誤りがあったことが発覚。選手の安全を最優先に考えた結果、ドイツ遠征を断念せざるを得なくなってしまったという。
X氏の不適切な行動は複数確認されたとして、内藤とBUSHIは現体制のままフリーとして活動していくことは不可能と判断。設立にX氏が深く関わった
ウンパソ社は、清算の意味を込めて今月限りをめどに閉じ、他のスタッフと新会社で出直す意向を固めた。
すでにウンパソ社はX氏の業務委託契約を解除。これに伴い、提供サービス全体の見直しと再構築を進めていくことが不可欠となり、
現在公式オンラインショップで受け付けている新商品の注文は、全額返金するなどの対応に追われることになる。また、新体制発足と同時に、
公式Xもリニューアルされる。一方でリング上の活動としては、すでに出場が発表済みの28日シンガポール・SPWの試合は予定通り出場する見込みだ。
17日深夜に取材に応じた内藤は「まずはwXwの関係者の皆さま、そして今回のドイツでの試合を楽しみにしてくれていた皆さまに、おわび申し上げます。
3週間ぶりの試合、そしてwXwのリングにまた上がれることを楽しみにしていたので、俺自身もとても残念ですが…また皆さまの前で試合ができる日を
楽しみにしていますし、楽しみに待っていてもらえればと思います」とドタキャン騒動を謝罪。
その上で「ファンの皆さまには、会社の内部の問題でご心配とご迷惑をおかけしたことには申し訳なく思ってます。新体制で力を合わせて、今まで以上の
LTJを皆さまにお届けできるように努めることをお約束します」と胸中を明かした。
新日本を退団後の内藤は、6月に電撃就職した東京・江東区のたこ焼き屋「たこQ」を1日で〝解雇〟され話題を呼んだ。今度は社長を務める会社での
トラブルと、波瀾万丈すぎる1年を送っている。それでも「俺だって経験したかったわけではないけど、実際に起きてしまったことなわけで…。もちろん反省する
部分もありますけど、これまでの選択や行動に後悔はしていません」と前向きな姿勢は変わらない。
「『内藤、大丈夫かよ』と多くのお客さまに心配をおかけしていると思うし、この1年で何歩か後退してしまったかもしれないけど、ここからでも立ち上がれる、
逆転できるという姿を、プロレスを通じて皆さまにお見せしたい。それが今の俺の一番のモチベーションですよ」。
さすがにこの日ばかりはちょこざいなマネはすることなく、堂々と記者にファミレスの会計を任せて取材を終えるのだった。
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