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1: 名無しのがるび 2025/11/12(水) 16:12:12.31 ID:b2+NiJrR9
高校野球ドットコム 11/12

通信制高校といえば、一昔前までは不登校の生徒や学校を中退した生徒が通うというイメージがあった。しかし、文部科学省が発表している「学校基本調査」によれば、今年5月時点で通信制高校に通う生徒は30万5221人にのぼり、全国の高校生の10人に1人にあたる。

そんな中の今年4月、大学受験予備校の「四谷学院」が広域通信制の高校をオープンした。オンラインコースをはじめ札幌から福岡までのべ31校舎を構え、全国各地の生徒をサポートしている。さらには26年4月から野球部の創部が決まり、15人の生徒が入部予定だという。一体なぜ大手予備校が通信制高校を開校し、野球部を立ち上げるのか。はたまた部としての目標はどこになるのか。謎に包まれた「四谷学院高校野球部」の実態に迫った。

四谷学院と言えば独自の学習メソッド「55段階個別指導」を生み出し、首都圏で多くの校舎を構えている。耳馴染みのある人も少なくないだろう。そんな予備校として名の知れた存在が新たに通信制高校を開校した理由はどこにあるのか。学校の開校や野球部創部に携わった森 みさ理事に話を聞いた。

「昨今は高校生にも様々な選択肢があり、通信制高校に通う生徒さんも増えてきました。通信制高校の生徒さんのなかにも予備校として四谷学院に通いたいという人も増えてきました。そのため通信制高校の生徒さんが通うためのコースも作っていました。しかし、卒業資格を得るための通信制高校、そのサポート校、大学受験の対策をするための予備校四谷学院と場合によって3つを兼ねている人もいたんです。それでは授業料だけで大きな負担がかかってしまう。ならば『四谷学院で全部できるようにしてあげたい』という声があがったのがきっかけです」

森理事は続ける。

「通信制高校は高卒の資格を取らせる位置付けですが、通信制高校に通う生徒たちの話を聞く限り、その後の大学への進学には高校としての使命感が感じられません。基本は推薦入試で、例えば定員割れした大学と提携して進学先を紹介するのがメイン。一般入試で受験に臨んだり、難関大学を入試で突破しようとしたりするところまでは対応していない実態がありました。私たちはこれまでに、通信制高校の出身で東大や早慶に進学するような生徒たちをサポートしてきたので、『行ける大学ではなく行きたい大学を目指す』通信制高校を作りたかったんです」

全日制の学校と通信制との大きな違いは自由度の高いカリキュラムにある。普通科の学校に比べ、約五分の一程度。それ以外の時間で趣味やバイトなど各自の時間にあてることができる。その“自由さ”に疑問を持つ人も多いのではないか。それでも「私たちの考え方としては『教育こそが困っている人を助ける方法になる』ということです。ここで身につけた考えや体験は将来枯れることのない財産になります。学ぶことは楽しいという体験をして、卒業してほしいという願いがあって通信制を始めました」と森理事は熱意を込める。「開校した理由は?」という筆者の一つの問いにおおよそ15分。その思いがひしひしと伝わってきた。

■校舎は廃校を再利用、気になる新入部員の人数は…
ではその四谷学院高校はなぜ野球部を創部するにいたったのか。その背景には「本当の意味での教育」がある。

「運動って失敗ができるからいいんです。『うまくいかなかった』というフィードバックが早くもらえるので、ダメだったとしても、修正していくことによって上手になっていくことを実感できるんです。メンタルを鍛えていく上でも効果が高く、せっかく学校法人としてやっていくのであれば、ただ勉強をするだけではない文武両道の教育を取り入れたいと思っていました」

その象徴的なものとしてあがったのが高校野球だった。「『甲子園を目指す』という明確な目標をもってプレーできる。甲子園にも行けるし、大学にも行けるという教育目標を設定しています」と森理事は期待を膨らませる。

(中略)

もう一つ気になるのは入学後のスケジュールだ。月曜日は終日自主練習で土日は練習および練習試合を行う。それ以外の火曜日から金曜日までは午後14時20分から18時まで活動する。同日の朝9時から12時の間は各教科を55段階個別指導で進めていく。昼食をはさみ午後からは体験プログラムという授業が用意され、ドットアートなど主要教科以外の勉強も用意されている。

(中略)

そして、夜は予備校四谷学院の講義動画を視聴した自主学習ができるようになっている。寮室は個室で、机椅子が設置されているが、仕切のある専用自習室も併設されているので、他の人たちが勉強に集中する中で、切磋琢磨できる環境だ。
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