
1: 名無しのがるび 2025/10/16(木) 22:28:29.23
クマ外傷は深刻だ。どうすれば、被害を最小限に防ぐことができるのか――。
石垣医師は冒頭の事件の受傷者6人の中に、クマから執拗に攻撃されながらも、重傷を免れた人がいることに気づいた。そして、環境省のマニュアルにも記されている「うつ伏せによる防御姿勢が有効なのか、検証しようと考えた」という。
石垣医師は冒頭の事件の受傷者6人の中に、クマから執拗に攻撃されながらも、重傷を免れた人がいることに気づいた。そして、環境省のマニュアルにも記されている「うつ伏せによる防御姿勢が有効なのか、検証しようと考えた」という。
被害者の一人は、「ほぼうつぶせの姿勢で、クマの致命的な攻撃をかわしていた」(石垣医師)
石垣医師は、「同様のケースがあるのでは」と、20年度から4年間に秋田県内でクマに襲われて医療機関を受診した人のカルテ情報を収集し、解析した。
23年度に同県内で発生したクマによる人身事故は62件、70人。このうち、うつぶせによる防御姿勢をとったのは7人(10%)で、その7人の中に重傷者はいなかった。
「手で覆いきれなかった頭頂部を爪で引っかかれたり、腕をかまれたりした傷はありましたが、致命的となる首や顔面の受傷はなかった」(同)
頭を覆っていた指や手の切断もなかった。つまり、「うつぶせ」は防御姿勢として有効だということだ。
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