10/27(月) 0:00 ファミ通.com
>>%no%
(写真: ファミ通.com)
https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/55766/ac6c7b0716b787d7a2f557cb5dd5a5875.jpg
https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/55766/ae8114378789a87dc41d27333383c3081.jpg
https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/55766/ac85ca2de9747ed37cb27d8af65283813.jpg
https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/55766/ab1a362c216f4b37ad8611e975d1e8e45.jpg
※本記事は、2024年10月27日にアップした記事を再編集したものです。
■ 心を揺さぶる、圧倒的で神秘的な世界
2005年(平成17年)10月27日は、プレイステーション2(PS2)用ソフト『ワンダと巨像』が発売された日。発売から20周年を迎えた。
『ワンダと巨像』は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されたアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは主人公の少年ワンダとなり、生贄として捧げられた少女の失われた魂を取り戻すため、“古えの地”の各所に棲む巨像を探し出し、撃破していくことになる。同じ開発チームが手掛けた前作『ICO』同様に、ゲーム全体に切なく儚げな雰囲気や空気感があり、それを好むゲームファンは非常に多い。
本作最大の見どころは、やはり巨像とのバトル。ゲーム自体が巨像との戦いに特化された内容になっており、それ以外の要素はあまり取り入れられていないのがポイント。巨像との戦いはある種のパズル的で、弱点を見出し、その場所へとたどり着くまでに知恵を絞る必要があったのがおもしろかった。
ある巨像は地面に突き刺した剣を伝って体に登ったり、ある巨像はわざと襲いかからせて、近づいたところで体に取り付いたり。試行錯誤をくり返し、攻略法をひらめいたときは、ほかのゲームではなかなか味わえないタイプの達成感が得られたものだった。巨像は人型モチーフだけでなく獣や鳥など、さまざまな特徴を持った個体が存在。外見だけでなく行動パターンや弱点の場所もまったく異なるので、非常に挑み甲斐があり、燃える。
相手は巨像というだけあってとてつもない大きさで、多くの場合しがみつき振り落とされないようにしながら体を登っていかねばならない。ふさふさと生えた体毛や、石でできた甲冑のような部分の出っ張りを伝わりながら、やっとのことで光る弱点部分に到達したときはちょっとした登山の気分。そして、力を目一杯に込めて剣を突き刺すと、血を吹き出してめちゃくちゃ痛がるから困ったもの。
何だか悪いことをしているような気分になってしまった心やさしいユーザーも多かったのではないだろうか。キャッチフレーズの「最後の一撃は、せつない」がこのことを表しているのなら、まさしく言い得て妙。ただ、筆者の場合は困ったことにこれが快感で、カタルシスを感じるために突き刺しまくっていたからヤバイ。
忘れてはならないのが、かけがえのない相棒“アグロ”。古えの地で巨像との激闘をくり広げられたのも、愛馬の存在があったからと言っても過言ではないだろう。『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のエポナ、『ウィッチャー3』のローチと並ぶ、ゲーム三大愛馬の1頭として長年筆者の中ではおなじみだ(最近は『ゴースト・オブ・ツシマ』の信も仲間に加わったので四大か……)。
真っ黒な毛並みのサラブレッドのようなスラリとした姿が美しい馬で、とにかく広い古えの地の移動を助けてくれる。巨像との戦いにおいても騎乗することが多く、もはや“戦友”と言っても差し支えないはずだ。ゲーム中の大半の時間をアグロとともに過ごすことになるため、筆者同様に印象深い愛馬となっている人も数多くいるのではないかな。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
