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1: 名無しのがるび 2025/11/22(土) 07:42:46.12 ID:FEt1QQLv9
11/19(水) 7:00 集英社オンライン

■ニューヨークとファッションの世界で学んだ 「ありのままを好きになる」自信の磨き方 #1

テクニカルデザイナーとしてニューヨークのストリートブランド「Supreme」に勤めるあっちさん。現在の職場の前にも多くのファッションブランドで働いていたが、残業代が出なかったり、ショーの前には徹夜が続くこともあったという。だが、日本でも人気のSupremeは驚くほどホワイトな職場だそうだ。

あっちさんが実際に働き、気付いたことを、書籍『ニューヨークとファッションの世界で学んだ 「ありのままを好きになる」自信の磨き方』より一部抜粋・再構成して紹介する。

■Supremeで出会った超ホワイトな働き方

2016年の秋、私はストリートブランド「Supreme」でテクニカルデザイナーとして働き始めました。Supremeには現在も在籍していますが、結論からいえば、ようやくたどり着いたもっとも働きやすい場所かもしれません。このときすでにニューヨークに来て13年が経っていました。

Supremeに移る直前、私はダイアン・フォン・ファステンバーグという女性服ブランドに在籍していたのですが、当時すでにSupremeで働いていた知人から声をかけてもらったのがはじまりです。

トレンドの変化が激しいファッション業界において、「ストリートカジュアルの王様」として不動の地位を確立するSupremeの人気とマーケティング、さらにそこで働いている人たちに興味があり、メンズファッション業界に飛び込みました。

Supremeでは、こうした知人からの紹介で採用されることが珍しくありません。人が人を呼ぶ、いわばファミリービジネス的な雰囲気もあるように感じます。(※中略)

私の場合、これまでのキャリアは、ほとんどが知人からの紹介でつながってきました。すでに述べたように、ダナ・キャラン・ニューヨークでは解雇の憂き目に遭いましたが、それでも「仕事がない!どうしよう!」とパニックに陥ったことはありません。ひとつの仕事がまた次の仕事につながり、さらに広がっていく――そんな「ご縁」は本当にありがたいなぁとつくづく思います。

Supremeへの転職にあたっては、これまでの経験が大いに活きました。

ダナ・キャラン・ニューヨークで解雇された直後、オリジナルのメンズシャツブランドを立ち上げ、運営をしていたのですが、このメンズウェアに関する実践的な知識と経験が、メンズウェアを扱うSupremeでの採用に評価されたのだと思います。すでにお話ししたように、このメンズシャツブランドは資金繰りがうまくいかず撤退しましたが、苦い経験があったからこそ採用につながった、まさにピンチはチャンス、〝災い転じて福となす〟です。

Supremeでは、働き方にも大きな変化がありました。それまで在籍していたブランドでは、定時で帰れることはほぼなく、ファッションショー前は徹夜も当たり前でした。残業代もありません。ところがSupremeでは、ほとんどのスタッフが定時に帰ります。週末出勤も基本的にありません。

なぜ、Supremeはこれほどまでに「ホワイト」なのでしょうか。

■信じられないほど働きやすい環境

その一因が、男性服は女性服に比べて変化が少ないことにあります。Supremeをはじめとする男性服は、女性服に比べてデザインの変化が少ない分、仕事量が安定しています。

たとえばジーンズやスウェット、Tシャツなどは、ベースのボディは同じままでポケットなどディテールが変わっていくだけなので、全体的な変更は小さいのです。もちろんデザインがシンプルだからラクというわけではなく、その分、ごまかせない部分が増えるため、技術的なアプローチが問われてくる厳しさがあります。

Supremeでは分業体制が確立されていることも大きな要因だと思います。

ブランドの世界観を担う「クリエイティブデザインチーム」のほか、私が在籍する「テクニカルデザインチーム」、生産管理をする「プロダクションチーム」、素材や生地の選定などを担う「ファブリックチーム」、ボタンやジッパーなどの付属品を担当する「トリムチーム」、さらにはサンプル品の開封・管理を専門に行う「アーカイブチーム」など、専門ごとに役割分担が徹底されています。

そのため、現場レベルでの混乱も少ないのです。この効率的な分業体制により、他のファッション業界では信じられないほどの働きやすい環境が実現されているのだと思います。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)


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