9日、札幌市円山動物園の敷地内でクマの足跡が見つかり、動物園は臨時休園となりました。

札幌市円山動物園によりますと、午前１０時ごろ、敷地内の「動物園の森」でボランティア職員がクマの足跡を発見しました。

動物園は安全確保のため正午から臨時休園とし、市が痕跡などの調査にあたりました。足跡はおよそ１０ｃｍでゾウ舎の裏辺りで見つかったということです。

■倶知安町から来た人「念願だったんですけど、ショックです」
■名古屋から来た人「円山（クマ）大丈夫かなって言ってたら本当に出ちゃったんだ。入口の撮影だけして帰ります」

クマはフェンスを乗り越えて侵入したとみられ、獣舎の一部が壊されましたが、他に被害はなく既に園の外に出たということです。

■札幌市円山動物園保全教育推進課前野良史課長「おそらく１頭であろうと。（10日に）電気柵を設置して獣舎に入らないようにして対応したい」

なお札幌市はこの事態を受けて、円山動物園に隣接する円山公園の一部と自然歩道（円山ルート）の2週間の閉鎖を決めています。