11/2(日) 16:49
大阪・読売テレビの「そこまで言って委員会NP」(日曜・後1時30分)が2日、放送され、大阪府・吉村洋文知事(日本維新の会代表)が出演。184日間の会期を終えて10月13日に閉幕した大阪・関西万博を総括した。
パネリストは万博の「良かったこと」「悪かったこと」をディスプレーで掲示。「いまだに(万博)反対派ですよ」という社会学者の古市憲寿氏は「悪かったこと」として「レガシーを考えていない」と主張した。
「万博が成功したって、大阪の人が喜んでますけど。すごいみんな、人がいいなと思うんですよ」
まずは“無邪気な大阪府民”にチクリ。そして以下のように続けた。
「確かに万博の半年間お祭りで盛り上がりました。でも大阪万博って、レガシー(受け継ぐべき業績)が未だにフワッとしてるじゃないですか。サーキット(を跡地に造る)って案がありましたけど、だったら、初めからサーキットを造っちゃって、(万博の)テーマを車とかモビリティーにして(絞って)やったら、お金浮いたじゃないですか? なんで一回造って壊して、また造るの。めっちゃ無駄じゃないですか。この無駄、大阪の人は許せるんですか?」
ここまで古市氏の主張にうなずきつつ、時には笑みも浮かべていた吉村氏だが、いたずらっぽい表情で、こう応じた。
「いや、古市さんと万博会場で会ったんですよ…めっちゃミャクミャクつけてました」
スタジオがドカンと大笑いに包まれると、さらに古市氏を指さしながら続けた。
「『吉村さん、めっちゃ楽しいです!』って普通に言ってて、こう言うから。いや、すごい人やなと」
観念した古市氏が「5回行きました」と苦笑いすると、吉村氏は「懐疑的な古市さんにも5回くらい行ってくれてる万博なら、これが答えなんです」とまとめた。そして住民のいない人工島・夢洲で「突き抜けた空間を造る」というプランを披露。「僕ら役所が考えると、しょうもない案しか出てこない。これはもう民間に考えてもらおうと。来年の春にも公募をします。来年の今頃には、その具体的な案というのが出てきます」と話した。
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