■左の喉下に”コロコロしこり”…「パパぬかもよ」
お笑いコンビ、ペナルティのワッキーさん(53)。10月25日、長崎市内で開かれたがん啓発活動の講座で登壇し、壮絶な闘病生活を語った。
ワッキーさんが体の異変を感じたのは、2020年。仕事で移動中に左の喉の下あたりに”コロコロとしたしこり”をみつけ、かかりつけの耳鼻科を受診。大学病院で組織を調べたところ「転移したがん」があることが判明した。
当時48歳、妻との間に2人の子どもを持つ父親でもある。高校時代はサッカーの名門校でボールを蹴っていたスポーツマンで、これまでも適度な運動を続けていたワッキーさんにとって、医師からの「がん宣告」は到底信じることができないものだった。
ワッキーさん:
「家族に言えない期間が1ヶ月ぐらいあったんです…。きつかったですね。だって『パパぬかもしれないのに』って思いながら、いつものように笑顔で接するんですよ。何とも言えない気持ちのまま1ヶ月を過ごしました」
■余命宣告を受けた患者たち
詳しい検査の結果、ステージ1の中咽頭がんと診断されたワッキーさんは、がんを専門とする病院で手術を受けることに。人生初の入院だった。病棟ではワッキーさんの入院を知った患者らが会を開いて出迎えてくれたという。
余命2年と告げられた男性。全身にがんが転移してやせ細り新薬開発に協力しているという末期がんの女性…。病棟での出会いの中で、ワッキーさんにはこんな気持ちが芽生えたという。
長崎放送 2025年10月29日(水) 17:20
https://newsdig.ismcdn.jp/mwimgs/5/9/860mw/img_59301d0701f13e5ca2e81ee19b93cca890876.jpg
