2025年10月27日 15時53分
甲本ヒロト、真島昌利らによるロックバンド、ザ・クロマニヨンズが29日、新作「JAMBO JAPAN」(ソニー)を発売する。
いつも通りのストレートなロックンロールで、取材に応じた甲本は、還暦を過ぎても変わらぬ姿勢を貫く自身を「幸運だと思う。僕のことをうらやましがってもらえるとうれしい」と潔く言い切った。(鶴田裕介)
1曲目「キャブレターにひとしずく」から、甲本が愛するバイクに絡めたロックンロール。<使い切るまで やめないぜ>という印象的なフレーズは、生き方そのものに聞こえる。「チャンバラ」「神様シクヨロ」の2曲は、ギタリストの真島が初めてメインボーカルをとった。
「空腹と俺」は、俳優の松重豊が監督と主演を務めた「劇映画 孤独のグルメ」の主題歌だ。松重とは下積み時代、下北沢の中華料理店「萊亭」で一緒にアルバイトをした仲だった。「お互い10代で、彼は福岡から、僕は岡山から出てきて友達になった。『俺、バンドやりにきたんよ』『俺、映画やりにきたんよ』という始まりから、ほんとにやったじゃん俺たち、みたいな高揚感で1曲作らせてもらった」と語る。
(中略)
その頃、所属していたバンドが解散したばかりで、「『人にやさしく』とか、『少年の詩(うた)』とか、後にザ・ブルーハーツでやる曲もやっていて、手応えを感じていたんですよ。それでも解散した。当分何をする気も起きないから、一人ハーモニカを持ってシカゴに行って放浪生活をするつもりだった」。しかしその直後に、真島から「バンドやろうぜ。お前がやってたあの曲、俺がギター弾くから」と誘われ、ブルーハーツが誕生した。バンドは変遷しても、甲本、真島の相棒関係は40年も続いている。
作品発表はCDとレコードのみで、サブスクリプション(定額制音楽配信)はしない。そんなバンドは今時、珍しくなった。「自分を商売人として考えた時、自分が買うものを売りたいんです。僕、サブスクで買ったことがないんです」。ただ、拒否感があるわけではなく、「もし僕がサブスクで号泣するという経験をしたら、やると思います」と率直に語る。
11月からは、50公演以上に及ぶ全国ツアーが控える。「中学生の頃にバンドやってみたいと思い、いくつになってもこんなことができている。一番うらやましがっているのは、あの頃の僕だと思う」
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